2015.11.15

近隣の図書館

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 最近、読書週間だからでしょうか。読書に関するイベントもあり、次男(小2)とともに図書館に行く機会が何度かありました。

 たまに行くととても新鮮で、ああ、ここで何時間でも本を読んでいたい、などと考えてしまいます。昨日も、たまたま目に留まった『月と六ペンス』(サマセット・モーム著)を読み始めたら止まらなくなり、そのまま借りて帰ってきました。

 最近、TSUTAYAが運営する公立図書館の話題を耳にすることが多くなりました。カフェなどを併設し、「遊びに来る」感覚で、来館数も大きく増えたとか。

 一方で、読まれもしないような昔の資格取得本だとかが図書館に置かれたり、逆に、貴重な地域の資料が廃棄されたり、といった話題もありました。図書の分類が無茶苦茶で、『出エジプト記』が「旅行」に分類されていたり、有川浩さんの『阪急電車』が「鉄道」に分類されていたり、などという話も。

 その分類で行けば、『月と六ペンス』は「宇宙」でしょうか、「経済」でしょうか。
 
 
 それはともかく、図書館に限らず、道路や水道、病院、学校といった「いつも変わらず定常的に提供される公共サービス」と、「市場の中で効率化し利益を上げる私企業のサービス」は、もともと食い合わせが悪いのだと思います。

 ネクタイの柄でも、車の色使いでも、一瞬目を引くデザインって、あります。でも、実際に買おうかと真剣に向き合う段にいたっては、「やっぱり飽きがきそうだなあ」と考えてしまう。

 飽きが来ないことが大事な公共サービスと、飽きが来てくれないと困る市場経済では、相性が悪いのは当たり前なのかもしれません。
 
 
 さて、当たり前ですが、借りた本は返さないといけません。貸し出し期間は3週間。寝る前に、少し古典に触れる。そういう日課が定着することを願いたいと思います。


CONTACTお問い合わせ

PAGE TOP