2015.10.11

現場の感覚

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 地方公共団体で重要な形ある資産と言えば、固定資産。これは、疑いようのない事実でしょう。

 で、様々な場所で話を聞くたびに、その特殊性に驚かされます。

 道路、水路、公園、河川・・・

 細かく話を聞けば聞くほど、いろんな資産が登場するのですが、その評価や資産としての価値算定は、あくまで個別に判断するしかありません。
 
 
 同時に驚くのは、当たり前かもしれませんが、地方公共団体の担当者の方々が、地元の土地にきわめて詳しいこと。

 あの場所に、樋門がある。
 あの学校の校庭の下に、用水路がある。

 そういった会話が担当者の方同士で繰り広げられ、言葉はおかしいですが、惚れ惚れするように聞き入ってしまうことが、多々あります。

 すごいなあ。
 よく知っているなあ。
(繰り返しますが、当たり前なのかもしれません)
 
 
 で、そういった前提のもと、各設備の会計的評価をどうすればいいか。実は、答えは、各担当者の方の中にあるのではないかと思っています。会計の発想が必要だとしても、その評価が担当者の現場感覚に「しっくり」くるかどうか。しっくりこないのであれば、やはり何かがおかしいのだと思います。

 そのしっくり感を、現場と会計の間で探し出す。それが、固定資産評価における担当者と会計士の共同作業なのではないでしょうか。
 
 
 固定資産台帳の整備。
 既存固定資産についての評価額算定。

 そういった動きをはじめられた団体も多いことと思いますが、あくまで重要なことは、現場の感覚です。それがうまく反映される仕事になればいいのですが。


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