2015.09.13
公会計は体脂肪計
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
公会計は体脂肪計と同じではないか。
最近、そんな風に感じます。
なければないでいいのかもしれないけれど、あった方が自治体財政が健全か(体が健康か)の指標が増える。それだけで万全とは言わないけれど、判断の一助にはなる。そんな位置づけと考えることもできるのではないか、と。
では、どんな会計基準を採用するか。
固定資産に計上するのは、50万円以上か、100万円以上か。
どの範囲の資産を、売却可能資産として扱うか。
いろいろな判断基準があり得ます。
でも次のように考えてみたらどうでしょう。
公会計を導入するかどうか=体脂肪計を買うかどうか。
公会計でどんな会計基準を採用するか=体脂肪計に朝のるか、夜のるか。
体脂肪計に朝のるのがいいのか、夜のるのがいいのか。正解があるのかもしれませんが、どちらでもいいので、継続して傾向を知ることが大事なのだと、私は思います。
あった方がいい公会計は、皆さん導入しましょう。
あと、どんな会計基準にするかは、極論すればどんな方式でもよく、ただ一度採用したらそれを継続しましょう。
そう考えれば、公会計=体脂肪計、もあながち変な話ではないと感じています。