2015.04.26
統一地方選後半
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
今日、私の地元では、市議会議員選挙の投票日です。
とにかくこの1週間、選挙カーのやかましさには閉口しました。音量のうるささももちろんなのですが、聞こえてくる声のほとんどが、名前を叫んでいるだけ。「大音量で失礼します」なって言っている候補者もいますが、本気でそう思うんだったら来るなよ、とつっこんでしまいます。
先日、電車通学を始めた中学生の長男が、「AさんかBさんかCさんに投票したらいいんじゃない」と言いました。なぜそう思うか聞いてみると、通学の行きも帰りも駅の改札口前に立って名前を叫んでいる、と。
思わず苦笑してしまいました。これでいいのかなあ、と。
もう遅いのですが、選挙に立候補する皆さんには、観察映画を作っておられる想田和弘監督の『選挙』『選挙2』を見てほしいと、切に願います。ある区議会選挙に立候補された方が、最初の選挙は自民党公認として、次の選挙は無所属で立候補されました。その様子に密着し、台詞も音楽もなく、ただその選挙活動を追いかけた観察映画です。
日本の選挙の矛盾が描き出されていることはもちろんなのですが、観る側に解釈が委ねられている開放感も映画の魅力なのではないかと感じています。
いずれにしても、どんな選挙よりも生活に密着しているはずの市議会議員選挙。家のテーブルに乗ったままの選挙公報を少し見て、足を運ぶことにしましょうか。