2015.03.01

自主性という名の管理

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 国の地方創生戦略 首長アンケート。

 今日の京都新聞トップ記事でもあり、ネットでもヘッドラインで報じられていました。

 その中で気になった記述は、地域振興策を自治体が今年度中に作成しなければならないということ。

「「地方の発意に基づく取り組みを応援する」(安倍首相)として、政府は全ての都道府県と市町村に来年3月末までの地方版戦略作成を求めている」(京都新聞)。

 地方の発意、と言えば聞こえはいいですが。。。

「政府は各自治体の戦略を精査し、16年度に創設する新型交付金の支給額に差をつける方針だ」(同)。

 大学時代、クラブ活動でお世話になった滋賀県日野町は、「地方の主体性と言いながら、中央集権的な手法を感じる」(同)とおっしゃっています。

 当然の思いでしょう。地方の発意の計画を、国が査定する。そのどこが、地方の自主的な取り組みなのか、私にはよくわかりません。

 


 人を育てる。
 地方を活性化させる。

 いろんな「改革」が推し進められていますが、もう少し人や地方(自治体そのものや自治体職員等)を信じてあげればいいのに、と思うことが多々あります。

 そういった人たちに改革を迫るより、いい気持ちで働いてもらえる環境を整えることがより重要だと、私は思います。


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