2016.03.13

あの日から5年

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 今日は3月13日。東日本大震災から5年が経ちました。

 様々な方が、様々な立場で、様々な思いを抱かれていると思います。私自身、振り返ってみれば、「あの日」の前後で、価値観を大きく揺さぶられたような気がしています。

 今まで、当然と思っていたものが当然ではなかった。
 当然と思い込まされていただけで、真っすぐ自分の目と頭で見つめていなかった。
 複雑な問題から目をそらさず、単純化せずに複雑なまま考えなければならない。

 そんな風にも思うのですが、今日は3月12日、大手新聞社に掲載された福島県の全面広告をご紹介します。全国紙5紙に載ったようですので、目にされた方もいらっしゃるかもしれません。

 備忘の意味も込めて、ここに全文を掲げておきたいと思います。

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あなたの思う福島はどんな福島ですか?
 
福島県という名前を変えないと、復興は難しいのではないかと言う人がいます。
海外のかたの中には、日本人はみんな、防護服を着ていると思っている人もいるそうです。
 
あなたの思う福島はどんな福島ですか?
 
福島にも様々な人が暮らしています。
括ることはできません。
うれしいこと。くるしいこと。
進むこと、まだまだ足りないこと。光の部分、影の部分。
避難区域以外のほとんどの地域は、日常を歩んでいます。
 
お時間があれば今度ぜひいらしてくださいね。
ふらっと、福島に。
いろいろな声によって誇張された福島はそこにはありません。
おいしいものが、きれいな景色が、知ってほしいことが、たくさんあります。
おもしろい人が、たくさんいます。
未来に向かう、こどもたちがいます。
 
あなたの思う福島はどんな福島ですか?
あなたと話したい。
五年と、一日目の今日の朝。
 
福島の未来は、日本の未来。
昨日までの、あたたかなみなさんからの応援に感謝します。
原発の廃炉は、長い作業が続きます。
名前は変えません。
これからもどうぞよろしくお願いします。
 
ほんとにありがどない。
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