2016.12.04
選挙の季節
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
私の地元宇治では、来週(?)市長選挙が行なわれます。
連日、相変わらずの選挙カーがかまびすしいのですが、先日、誰だかが語っていた「公約」に唖然としました。
「私が市長になったら、宇治川花火大会を復活させます」
地元の宇治川で、毎年8月に行なわれていた花火大会。少なくとも今年、ひょっとしたら昨年も、資金難からか開催されませんでした。花火が行なわれていた頃は、家から2分のところにあるセブンイレブンの駐車場が解放され、ちょっとした屋台も登場。子どもたちと出かけては、花火を楽しんでいました。
確かに、花火大会は、ないよりあったほうが楽しいです。
でも、そんなこと、市長選で約束するようなことなのでしょうか。ある別の候補者は、宇治市が全国に数ある自治体の中で、どん底に近いくらい人口流出が進んでいると言います。そうなのだとして、その流出に歯止めをかけるのが花火では、いくらなんでも寂しすぎるでしょう。
分かりやすい公約などいりません。物事はそれほど単純ではない。複雑な事態に、真摯に、丁寧に向き合う。そんな姿勢を持っているのは誰なのか、あと1週間くらいで少し考えたいと思います。