2016.09.18
奈良の地で
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
昨日、「なら国際映画祭」のオープニングセレモニーに参加しました。
映画監督の河瀬直美さんがエグゼクティブプロデューサーを務める映画祭で、今年で4回目。今回は補助金の関係だったか、存続が危ぶまれるという話があり、たまたま河瀬さんのラジオ番組(京都αステーション)でそのことを知ってサポーターになりました。
そのサポーターは招待ということで、昨日、セレモニーに参加させてもらったのです。会場は、春日大社近くの春日野園地(もちろん屋外)で、セレモニーは夕方5時に開始。映画祭に参加することなど、初めてですので、その華やかな雰囲気を存分に楽しませてもらいました。
開会にあたり挨拶をされたのが、荒井正吾奈良県知事。1300年前、阿倍仲麻呂が中国に旅立つにあたり詠んだ歌が、
天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも
だと紹介されました(通訳の方が英訳に苦労されていました)。
オープニングセレモニーは、レッドカーペット、開会挨拶(河瀬さん、荒井さん)、映画『東の狼』のプレミアム上映、だったのですが、映画上映が終わったのは午後8時半。まさに会場後方の三笠の山を振り返ると、雲の合間から満月が覗いていました。
奈良はスピリチュアルな場所です、とおっしゃったのは荒井さんですが、広大な緑地と、多数いる鹿と、雨も降らず雲から覗いた満月に、まさに不思議な力をもらえたような気がします。
たまにはこうして、ゆったりとした時間と空間に身を任せることも必要なのではないでしょうか。