2023.08.06
8月になれば
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
暑いですね――。人と会うと、挨拶の次に、そう声を掛け合います。それくらいに毎日暑い。四六時中、時差ボケのような感覚に襲われるのは、きっとあまりの暑さのせいなのでしょう。
「環境省と気象庁は、今日8月6日(日)を対象とした熱中症警戒アラートを東北から沖縄の32都府県に発表しました。対象地域では特に熱中症のリスクが高くなるため、屋外での長時間の行動を避け、室内ではエアコンを使用し、こまめな水分補給を心がけるなど熱中症予防を万全に行ってください」(6日、ウェザーニュース)。
はい、言われなくても屋外での行動は行ないません。ランニングもアイロンも、朝のうちに終えました。あとは、エアコンの中でダラダラ、となるかどうか。。。
8月になると、NHKを中心に戦争関連のドキュメンタリー番組が放送されます。昨晩は、太平洋戦争中、旧トラック諸島に沈んだ船や飛行機の調査の様子でした。海は陸よりも調査が難しい。「太平洋戦争では、軍の艦船だけでなく、膨大な数の民間船や航空機がアメリカ軍によって沈められ、30万もの命が海の底に沈んだままとされる。戦後80年近くが過ぎ、これまでほぼ手付かずだった海における調査や遺骨収集が進もうとしている」(NHKホームページより)。
今日は、広島の原爆の日。今晩は、原爆の原料となったウランを米国に持ち込んだ商人についての番組が放送されます。「1938年に初めて核分裂が発見されて以来、“核の力”を求める国々はその確保に奔走してきた。そのホットスポットとなってきたのが、アフリカ・コンゴ民主共和国にあるシンコロブエ鉱山。世界で最も高純度のウランが産出された鉱山だ。歴史の出発点は、広島・長崎に投下された原子爆弾の主原料となったこと。今回、その過程を克明に記した膨大な未公開資料が見つかった」(同)。
毎年、少しずつ、新発見があり、歴史の解明が進んでいます。先の海の調査を進めている方が語っていました。今も、海を巡って、各国の争いが続いている。現在と未来を知るためには、過去を知らなければならないのだと。
8月15日に向けて、ほぼ毎日、ドキュメンタリー番組は続きます。毎年恒例ですが、1つ1つを丁寧に見ること。もちろん、内容が内容だけに、見続けることは辛くもあるのですが、戦争を知らない世代として少しでもできることを探すしかありません。
21世紀になっても、これだけ技術が進歩しても、人の行き来が自由になっても、いやだからこそなのか、戦争はいつまでもなくならない。そして、過去に戦争を起こした日本にとっても他人事ではない。
まずは知ろうとすること。8月だけの問題ではないにしろ、8月はその気持ちさえあれば、題材に事欠かない季節です。