2023.05.21
ご当地のお土産
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
G7広島サミットが開催されています。ウクライナからゼレンスキー大統領も来日しました。インドや韓国、ブラジル、インドネシアなど、7か国以外の首脳も招かれ、拡大会合も開かれる。もちろん「何を決められるか」も重要だと思いますが、首脳同士が直接会うことや目を見て握手することや膝つき合わせて話をすることには、オンライン会合を100回開いても得られない効果があるのだと思います。
当然、来てもらわなければ、厳島神社にも行けない。平和記念資料館で記帳もできない。行動が伴うかどうかはともかく、何かを書けば、そこに制約されるもの。「【岸田文雄首相】歴史に残るG7サミットの機会に議長として各国首脳と共に「核兵器のない世界」をめざすためにここに集う」(20日、朝日新聞デジタル)。
一方で、首脳の配偶者も交流を深めているもよう。「(岸田)裕子夫人の案内で宮島を訪れた各国首脳の配偶者は、世界遺産「厳島神社」で伝統芸能の舞楽「蘭陵王」を鑑賞しました。……昼食会では、料理人がお好み焼きを作る様子を見学しました」(20日、テレ朝ニュース)。
お好み焼きは広島でなくても堪能できるのですが、それはさておき。前回、日本でサミットが開かれたのが2016年の伊勢志摩サミットでした。伊勢志摩には何度も行っています。その度に、お土産として買ってくるのが「赤福餅」でしょう。「県民会議が主催するレセプション開催時に「赤福茶屋」を出展します。また、土産用赤福餅を提供します」(三重県ホームページより)として、サミットにも協賛していたようです。
赤福餅は大好きです。それは強調しておくとして、ただ、お土産として買うときに思い出すのは、毎日通る近鉄京都駅のファミリーマートでも赤福餅が売っているということ。もっと言えば、近所のイオンでは「東京バナナ」を売っている。小さなスーパーでも「もみじ饅頭」が買える。さらに言えば、空港で出発前にハワイのチョコレートが買える、なんて話もありました。もちろん、ご当地で手に入れることに意味があるのであって、その場所に行き、誰かのことを思い出して買うという時間の重みが乗るのだとは思います。ただ、やはり人に渡すのであれば、ご当地でしか手に入らないものを渡したい。そう考えてしまいます。
親戚宅に行く際に、手土産を持っていく。これまでは、いつもと同じものを「つまらないものですが」と言って渡していました。ここ数回、いつもと違うものにして、「つまらなくないものです」と言って渡しています。いや、気心知れた従姉妹相手ですので。それにしても、「つまらないものです」とへりくだるのも、不思議な習慣でしょう。物自体は、当然、つまらないものではありません。「いつも同じですみません」とは思いますが。
各国首脳が広島に来た。そのことが、世界にとってのお土産になるといいなと感じています。