2023.02.19
京都の人
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
個人の事務所を年始早々、大阪から京都に移転しました。大阪の旧事務所は現在撤収作業真っ最中。パソコン、複合機(リース)、電話の処分は終わりましたので、今、「線」でつながっているものは何もありません。あとは、ひたすら荷物の整理と、書棚や本棚、机や椅子といった事務用品の処分です。
移った京都の事務所(ワンルームマンション)は京都駅前、ヨドバシカメラから徒歩4分。昨年10月末に内覧した際、窓から京都タワーと比叡山が見える景色に一目惚れしました。旧事務所は窓はあっても、景色がない。ただ、セキュリティや周囲の環境など、仕事の環境は快適でした。新事務所は窓からの眺望がある。ただ、ワンルームマンションの事務所使用なので、すべてを自ら整えなければなりません。トイレ掃除も必要。
住めば都といいますが、住まないでも都の京都。でも、やはり、通ってみないと分からない実感があります。
たとえば郵便局。最寄り駅は京都ですが、事務所に通う通り道に中央郵便局があります。行きなら、駅――郵便局――事務所、帰りなら、事務所――郵便局――駅。これは思いのほか、便利です。旧事務所では、距離は遠くないものの、「わざわざ」の方向に郵便局がありました。それが通り道上にあるのですから、事務所に不在通知があれば、帰りにピックアップができる。便利以外のなにものでもありません。
たとえば銀行。メインは三菱UFJ銀行ですが、これも駅と事務所の通り道にあります。もっとも銀行に行く機会は激減していますが、駅――郵便局――銀行――事務所、ですから便利の2乗でしょう。
さらにポストやコンビニも通り道上で、スーパーとヨドバシカメラも近くにある。ここまでいろいろ整っているとは、内覧時点では予期できませんでした。
長渕剛さんに『東京青春朝焼物語』という歌があります。鹿児島が故郷の長渕さんが東京の人になった、その思いを込めた歌でしょう。自宅も京都、事務所も京都。なら、「京都の人」になったのか。どうなのでしょう。そもそも「大阪の人」だったのかどうかも、実は疑わしい。
10歳から大阪に住み、今も実家は大阪。とはいえ、物心は違う場所でつき、大学時代とここ20年は京都で生活してきました。大阪:京都:それ以外=2弱:2強:1、の比率でしょう。むしろ、実態に形式が整ってきたような感覚があります。新しい環境は自分が快適に過ごせるように。その軸をぶらさずに持っていたいと思います。