2023.01.02

紅白歌合戦のあと

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 2023年になりました。皆様、どのような新年をお迎えでしょうか。

 12月31日、久しぶりに紅白歌合戦を見ました。少なくともこの3年は見ていなかったと思います。かつ、新しい年を迎える前に寝ていました。紅白を見て、ゆく年くる年を見て、年が明けたので家族に「おめでとうございます」と声をかける。これだけで、もう十分、普段とは違うお正月を味わった気分です。

 紅白って、いったいいつまで続くんだろう。「LGBTQ+」と中学生でも知っている時代に、歌手を紅組と白組に分けるなんて、無理筋でしょう。ただ、見ていると、葛藤の形跡が見てとれました。加山雄三さんやユーミン、桑田佳祐さんなど、どちらのチームにも属していない方の出場も多かった。知らない歌手の中には、パッと見て白組か紅組かが分からない人たちもいた。

 何より、最後の投票です。紅白、どちらが良かったかを、審査員と会場の観客と視聴者(オンライン)が投票。その集計が行なわれて、白組が優勝したのですが、その扱いのあっさりとしたこと。かつては優勝旗の授与やらその組の司会者を囲んで歌手たちが盛り上がる場面やらがあったのですが、今、何もありません。先に「蛍の光」を全員で合唱し、紅白の投票があり、「白組が優勝です、それでは皆さん良いお年を~」といった流れで、歌合戦は終了です。もしかしたら、時間が押していたのかもしれませんが、おそらくそうではなく、勝ち負けという印象をいかに薄めるかに腐心しているように見えました。

 仮に紅白歌合戦がなくなったら、その穴をどうやって埋めるのか。そんな妄想を家族と話していたのですが、私が思いついた案は2つ。1つは、『ゆく年くる年』を拡大すること。47都道府県すべての神社や寺から、大晦日の様子を中継します。ただ、書いていて気づきましたが、午後7時や8時では、新年までにまだ時間があって、神社やお寺に人が集まっていないかもしれません。

 もう1つの案は、『ゆく年くる年』の次に放送される『年の初めはさだまさし』を拡大して、『第1部:年の終わりはさだまさし』『第2部:年の初めもさだまさし』にすること。さすがに、『ゆく年くる年』が終わる頃には激しい睡魔に襲われ、さださんまでたどり着けませんでした。大晦日の夜から放送してくれれば、楽しく笑えるかもしれません。いや、でも、こちらも問題あり。紅白の後継と銘打ってみても、さださんの体力がいつまでもつのか、という次の問題が即立ち上がってくるでしょう。

 そもそも、既存の番組の延長で考えただけのこと。様々な世代が集ってテレビの前に座るという「茶の間」が失われているのですから、後継番組の発想はガラリと変えなければなりません。いずれにしても、一昨年あまり流行らなかった(?)ドラマの決め台詞「ま、私の知ったこっちゃないけどね」(『最高のオバハン』)です。

 紅白、黒豆、栗きんとん。華やかなでささやかなお正月気分から、心機一転、いろいろ動きのありそうな1年です。


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