2022.10.01

譲り合う

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 先日、大阪のとある交差点で、交通安全のために笛を持った警察官を数名見ました。大きな道なので、横断歩道も長い。歩行者の青信号が点滅し始めたら笛を吹き、それでも渡ろうとする人には、きつく笛を吹く。ただ、スマホからのイヤホンで笛が聞こえないのでしょう。どこ吹く風と、平然と渡っていく人もいましたが。

 なるほど、9月21日から30日まで、秋の全国交通安全運動期間だったようです。確かに、上の様子を見たのは、その期間だったかもしれません。そういえば、風見しんごさんが呼びかける新聞の全面広告も見た記憶があります。

 秋に限らず、常に交通安全が大事でしょう。子どもたちの列に車が突っ込むとか、アクセルとブレーキを間違えるとか、想像しただけでも恐ろしい事故がなくなりません。長男が運転するようになりましたが、また1つ、不安が増えました。

 そもそも自動車は、鉄の塊、走る凶器です。極力、必要なときにしか乗らないようになりました。この週末も長野に登山に出かけますが、車ではなく電車です。山に登った後に運転するなど、考えられません。日常の買い物も、荷物が多いときは車ですが、そうでなければ徒歩か自転車で。いつ乗るかよりも、いつ運転をやめるかを、常に考えています。

「俳優・中村静香さん、交通安全には「譲り合いを」 京都・宇治署で一日署長」(9月29日、京都新聞)。相変わらず、ネットで記事が読めない京都新聞。タイトルをクリックすると、冒頭の2行のみ読むことができました。「秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせ、京都府宇治市出身の俳優で同市観光大使の中村静香さんが、京都府警宇治署の一日署長を務めた。近隣…」(同)。

 そう、譲り合い。確か、京都は、横断歩道に人が立っていても止まらない車の率が高かったのではないかと。どんな場面でも、歩行者が最優先。運転の基本は、待つ、止まる、ゆっくり進む、でしょう。

 歩いていると、狭い道を猛スピードで駆け抜けていく車がいます。オイオイと思いますが、運転したとき、自身がそうなっていないかは要注意。猛スピードは論外にしても、歩行者は車の速度を敏感に感じます。穏やかに走っていれば、穏やかに止まることができる。交差点の「止まれ」ラインは、そこで止まっても前方が見えないことが多々ありますが、前方を見るための「止まれ」ではなく、前方が見える地点までゆっくり進むための「止まれ」ですから。見えるところまでかなりの速度で突っ込んだら、歩行者にとっては恐怖です。

 歩行者>>>>>>>>>>ランナー>自転車>>>>>>>>車。毎朝、走りながら1度は思い浮かべる優先順位のイメージです。


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