2022.08.13

どこも混雑

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 11日は「山の日」という祝日でした。今年は、「海の日」に山に行ったので、特に山には行かず。というより、8月酷暑のこの時期に、その辺りにある里山にはとてもじゃないですが、登れないでしょう。間に金曜日がありましたが、世間は既にお盆休み。11日から各地で帰省やレジャーの混雑が始まったようです。

 11日、京都府亀岡市で3年ぶりに行なわれた保津川市民花火大会。8000発が1時間をかけて上がったそうですから、コロナ前と変わらない規模での開催だったのでしょう。何も祝日に開催しなくてもいいと思うのですが、もちろん、人がたくさんやってきた。そして、花火が上がっている最中に、JRの線路内に人が立ち入る騒ぎもあったのだとか。花火を見に来た人かどうかは不明のようですが、おかげでJRの運行も遅れ、大混乱が生じました。

「そこでは、「ALSOK」と大手警備会社の名前が入ったベストを着用し、白い帽子を被った男性が、ノーマスクでマイクを持って花火帰りの人たちに駅の階段で声を張り上げていた。制止を聞かずに先へ行くマナーの悪い人たちも続出したためか、言葉遣いはやや荒くなっている。「具合悪いの、前出てこい! 私の言う通りにしなさいよ」と呼びかけ、誘導のための指示を始めた」(12日、J-CASTニュース)。

 こうした動画がツイッターにアップされたと。「警備員の制服でなく比較的ラフな服装の男性が、命令調で花火帰りの人たちに呼びかけるだけに、笑い声も時折漏れた。それでも、先へ行こうとする人がいると、男性は、「命を守ってんだ、止まれ!」「子供が優先だ!」と一層声を張り上げていた」(同)。

 この方、アルソック京滋の社長だったようで、言葉づかいが荒れたことを反省しているといいます。「『押すな、押すな』の騒ぎとなり、将棋倒しになってはまずい状況で、優しい言葉は通用しないと思い、言葉も汚くなってしまいました。今では、このことを反省しています」(同)。

 ある尊敬する同業者の先輩が、「バカにはバカと言わなければならない」と公言しています。そして、実際に、同業者に向けて「バカですか」と問いかけることもある。私もそれに近いことを言われたことがありますが、本当にありがたい限りです。実際、人に向かって、同業者でプロ同士だとしても、なかなか「バカ」とは言えません。多くの人の感覚も同じだと思うので、自分がバカなことを言っても、バカと指摘してくれる人はほとんどいない。そんな中で、バカと直言してくれることが、どれほどありがたいか。

 先の社長だって、反省する必要などまるでないでしょう。すぐに動画が上がる今だからこそ、言葉づかいが責められるのかもしれませんが、「命を守ってんだ」という叫びは、そう叫ばないと通じる状況ではなかったはず。ケガ人が出なかったという結果に、大きな貢献をされたのだと思います。記事を読む限りの救いは、この方への批判ではなく、評判になっていそうなこと。

 それにしても、今日は、近所の高速道路も大渋滞していた模様。涼しいところで、おとなしく過ごすお盆になりそうです。


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