2022.07.23
思いがけない発見
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
先週は、日曜日に北八ヶ岳にある北横岳に登ってきました。山自体は初心者向けですが、とはいえ、山は山。里山とは違いますので、緊張しながら5.5km、4時間の道中を楽しみました。
さすがに山登りする朝や、山登りした後に、ブログを更新する自信はない。ということで、先週は土曜日にブログをアップしました。とはいえ、振り返れば、週に1回更新するということも、毎週日曜日に更新するということも、誰に強制されたわけでもありません。もともと、怠け者で、面倒くさがりなので、一定の枠をはめないと続かないという自覚があるだけ。別のブログやメールマガジンを毎日書いていますが、こちらも毎日という制約がないと、毎日続かないというだけの話です。
で、よくよく考えると、土曜日に負荷をかけるほうが楽でした。日曜日はこのブログに加えて、週刊で月曜日に配信しているメールマガジンも書きますので、1週間の他の6日より2つ分書く量が多いのです。日曜日なんて、やることがない。だったら負荷をかけても大丈夫だろうと考えての設定ですが、結果的に、書くことに追われてしまっていました。
ということで、制限を少し緩めて、週末(土曜日か日曜日)に更新することにします。棚からぼたもち? 瓢箪から駒? 怪我の功名? とにかく、何かリズムが変わると、そこから思いがけない発見があるものです。
大昔に『美味しんぼ』という漫画を好んで読んでいました。その中で、カツオの刺身にマヨネーズをつけて食べると美味しいという話が出てきます。この場面、読者の中では有名なのでしょう。本当に美味しいのかと実践した人の動画やレポートがネットには多数アップされています。
いや、関心があるのは、カツオの刺身にマヨネーズをかけると美味しいかどうかではなく、なぜそのような食べ方があるのか。主人公の説明によれば、漁師さんが間違って刺身の上にマヨネーズを落としてしまい、食べてみたら思いのほか美味しかったのだと。そうしたうんちく話があったからこそ、30年前(?)に読んだだけなのに今でも覚えているのだと思います。
漁師の話の真偽はともかく、自らの意思ではなく、不意にリズムが変わる。そして、思いがけない発見がある。思えば、これって、新型コロナウイルスと同じです。単なる連絡事項を伝えていた会議とか、8割仕事のような職場の飲み会とか。なくてもいい(ないほうがいい)と気づいていた人が8割とすると、残り2割の人にもなくてもいいと気づかせてくれたのがコロナ禍でしょう。出社か、テレワークか、その折衷か。大企業でも動きは様々のようですが、少なくとも、元の景色には戻らないと思います。新型コロナウイルスがなくなることもない。どう考え、どう行動するか、左右をキョロキョロするのではなく、自分なりの言動を確立したいところです。