2021.10.03
水はどこから
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
宇治市内を自転車で走っていると、
こんなところに浄水場があるのか、と発見したことがありました。
でも、そのときは、深く考えていない。
琵琶湖から流れ出る瀬田川が、京都に入って宇治川となり、
安定して供給されているのだろう、と思うくらい。
でも、当たり前ですが、
蛇口をひねれば水が出る、というのは、
「普通のこと」ではありません。
国交省の2018年調査によれば、
水道水をそのまま飲める国は、日本を含めて9か国のみ。
水がどこから来て、
どのような受水がなされ、
どのように浄水となり、
どのように給水されるか。
そのまま飲めるためには、
どれだけの仕組みが動いているのか、
時には想像してみることも必要でしょう。
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現代の生活は、自分が何に依存しているかにほとんど無自覚のままでも成り立つ。蛇口を捻ったとき出てくる水がどこから来るか。自分の着ている服が、いつ、どこで作られたのか。そんなことを考えなくても、生活は順調に捗(はかど)る。
だが、自分が何に依存しているかを自覚していないままでは、環境の急激な変化に対応できない。自分が飲む水がどこから来ているか。それをまったく知らない人は、水道が突如として機能しなくなったとき、ただ途方に暮れるしかない。
『僕たちはどう生きるか』森田真生さん、集英社、P.111
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あらためて宇治の水道のことを調べてみると、
令和3年から10年間に及ぶ水道事業ビジョン・経営計画が策定されていました。
さらに調べてみると、
琵琶湖から瀬田川、宇治川を歩く散策ブックを発見。
季節もよくなってきましたので、
早速、秋の散策に出かけてみようと思います。