2021.02.07
過去と地続き
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
平坦コース。
坂道コース。
田園コース。
朝のランニングで定番となっている3つのコースがあります。
平日は、主に平坦コースを5km。
休日は、坂道コースと田園コースを6-7km。
今日は、真っ平の田んぼや畑の風景の中、
田園コースを走ってきました。
通常、景色が変わらないコースは走りづらいのですが、
もともとの設定が休日の「だらだらランニング」ですから、
その趣旨にはピッタリなのです。
ただ、ふと思ったのですが、
田園と言っても、もとはといえば大きな池(湖?)。
桂川、木津川、宇治川が合流する地域で、
ネットで調べると秀吉の名前も出てくるほど、
古くから水に悩まされてきたのです。
最終的に、昭和16年に干拓事業が完了。
今の姿の土台が完成したと言っていいでしょう。
走りながら、ふと、そんな歴史を想像していました。
少し走れば、四方を見渡せる広大な田園が広がっている。
しかも、今日はたまたま、東の稜線からの日の出を見ることができました。
この時間の背景に、過去の膨大な時間と努力の結晶がある。
もっともっと知らなければならないのですが、
少なくとも、今、自分が立っている(走っている)時間と空間が、
過去と地続きであるという想像力は持ち続けなければならないのだと思います。
そして、たまたま今を生きている自分たちだけが、
土地や自然や風景から恩恵を受けているわけではない、ということも。
グレタさんが怒っているのも、
今を無策で逃げ切ろうとする大人の無責任に対してでしょう。
あなたたちはいい、でも、私たちはどうなるの? と。
過去に敬意を示し、未来を想像する。
たまたま自分は、今を生きているだけ。
そんなことを考えながら走っていると、
変わらない景色も、日の出のように色を帯びてくる。
今日のだらだらランニングで学んだことの1つです。