2020.12.27
いろいろ変わった1年
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
通勤も、
仕事場所も、
読書スタイルも、
家族と接する時間も、
事務所に対する感じ方も、
ランニングする時間や場所も、
親への思いや親戚との付き合いも、
紅葉、冬至といった季節への感じ方も、
誕生日などささやかな記念日の過ごし方も、
ダンゴムシやカタツムリについ見とれる時間も。
いろいろ変わった1年だった、
と先日、メールマガジンに書きました。
1人を挟めば、
新型コロナウイルスは、もうそこまで来ている。
変わらないほうが、どうかしているのでしょう。
自分の言葉を持たない。
国民を守るという覚悟もない。
そんなリーダーたちの姿も見えてきました。
今の時代、
リーダーシップより重要なのはフォロワーシップ。
そう語ったのは哲学者の鷲田清一さん。
5年以上前に語られた言葉ですが、
今こそ、じっくり立ち止まって、考えなければならないと感じます。
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とすれば、巷間で喧しい“リーダーシップ”にもまして重要なのは、よきフォロワーシップとでもいうべきものであることになる。じっさい、だれもがリーダーになりたがる社会ほど脆いものはない。地域社会、市民社会では、利益集団においてリーダーが備えておくべき全体を気遣うという態度を、フォロワーのほうが備えていなければならない。日頃は自己の本務を果たしつつ、public affairsについては、あるときは「いま仕事が手を抜けないのでちょっと頼む」、あるときは「あなたも本業心配でしょうから、しばらくわたしが交替しますよ」というふうに前面に出たり背後に退いたりしながら、しかしいつも全体に目配りできている、そんな賢明なフォロワーの存在が、ここでは大きな意味をもつ。公共的なことがらに関して、観客になるのではなくみずから問題解決のためのネットワークを編んでゆく能力、それが、リーダーに見落としがないかケアしつつ付き従ってゆくという意味でのフォロワーシップであり、これこそが「市民性」(シティズンシップ)の成熟の前提となるということであろう。
『街場の憂国会議』晶文社、P.307
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本年もありがとうございました。
公会計に関係のない公会計ブログ、
また、来年、お目にかかりましょう。