2020.12.13
どこに住むのか
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
パソナが淡路島に本社を移転する。
そんなニュースがあり、
実際、移転も始まっているのだとか。
その良し悪しはともかく、
東京でなければならない必然性は、
徐々になくなりつつあるのでしょう。
11月29日の日本経済新聞に、
「中間層の経済的余裕、東京は全国42位」という記事が掲載されました。
「東京都の中間層の経済的余裕は都道府県別で42位にとどまるとの分析を国土交通省がまとめた。可処分所得から食料費などの基礎的支出を除いた額を中位世帯で比べた。東京は家賃の高さなどが重荷とみられる」(11月29日、日経)。
給料は高いかもしれない。
でも、その分、家賃も高い。
生活費も高く、出生率は低い。
さて、それで、幸せなのだろうか。
そう考える人が、少しずつではありながら、増えてきているようにも感じます。
コロナ前から、兆しはあった。
コロナ禍によって、傾向は強まるだろう。
そういえば、こんな記事もありました。
「政府は地方に移住する人が住宅を購入した場合に家電などと交換できるポイントを付与する制度をつくる。1回あたり最大100万円分とする」(12月7日、日経)。
東京23区に住む人と、
東京23区で働く人が、対象見込みと。
いや、補助金があるから、補助金をもらうため、
という理由で移住するのは間違いでしょう。
まず、移住したいと思えるかどうか。
気持ちよりお金を優先すると、ろくなことはありません。
虫が嫌い、と言っている家族ですら、
最近、地方に住むことに意識が向き出した。
時間に追われ、意味を求められる、都市部での生活は、
必要以上に負荷が大きいのだと思います。