2020.11.29

初めての選挙

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 来週の日曜日に投開票となる宇治市長選挙。

 昨日、18歳の長男にも葉書が届き、
 そうか、今回が初めての選挙なのだ、と話しています。

 自分が行った初めての選挙。
 まったく記憶にありません。

 行きたくて行ったわけはなく、
 行くものだと思って行った程度のはず。

 行きたくなるような政治をしてくれー、と思いますが、
 政治のグダグダさに絶望していたら、まさに思うツボでしょう。

 コラムニストの小田嶋隆さんと、
 ライターの武田砂鉄さん。

 小田嶋さんの10年間のツイートを武田さんが選び、
 そこに解説を加えるという『災間の唄』(サイゾー)を読みました。

 東日本大震災とコロナ禍との間、
 いったいどんなことが起きていたのか。
 その「空気」を、当時の空気のままに再現させた希有な本だと思います。

 お2人の対談記事がネットにアップされていました。

 政治がだらしないから、コラムニストが説教しなければならない。
 そのことの不幸について、冒頭の会話を紹介します。

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https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/737469/1/

武田「それこそ安倍さんから『桜を見る会の前夜祭の領収書はないんです』って堂々と言われちゃったとき、そこにつっこむのって難しいですよね」

小田嶋「難しいですね、つっこみどころがありすぎて。つっこみ芸って、相手がストロングスタイルだからこそ、足をひっかけにいったり変な技をかけたりできるんですよ。だけど相手がぐにゃぐにゃ寝っ転がっていたら、こちらがストロングスタイルで行かなきゃいけないでしょ。本来、「国というものはこうあるべきだ」と建前を言っているはずの政治家が「だってしょうがないじゃん」って開き直るから、こちらが「しょうがないで国は動かないじゃないか」と説教をしている。これはコラムニストと政治家の関係としては非常に不幸なことですよ」

武田「スーツをピシッと着込んで立っている人の鼻毛が出ているときに、そこを指摘するのが面白かったんだけど、今の状況って、ほとんど全裸で寝そべってるような相手に、こちらが『せめてパンツ履いてください』って言ってるような話ですからね」
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 宇治市政が、そこまでグダグダなのかはともかく、
 候補者が何を言っているかを少しは勉強して、投票に行こう。

 そして、投票後も、生活は続きます。


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