2020.09.27

自治体DX

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

「自治体DX、予算5倍に」
 昨日の日本経済新聞に掲載された記事のタイトルです。

 DXとは?

 先週の全米オープンゴルフを見ていた方は、
「デラックス」と思い浮かぶかも。
 そんなCMがありましたので。

「総務省は2021年度予算の概算要求で、地方自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けて38億8千万円を計上する。20年度当初予算比で約5倍と大幅に拡充する」(26日、日経)。

 なぜ、わざわざ「DX」と言う必要があるのか。
 単に「電子化」ではダメなのでしょうか。

「行政手続きのオンライン化や情報システムの仕様統一、セキュリティー対策などが柱となる」(同)。

 その割に、38億円というのは、いかにも少ないと感じますが。

「職員のテレワーク推進に向けた調査事業も実施する」(同)。

 これは悪い冗談として。

 そういえば、急に「ハンコ」が悪者扱いで、
 押印をなくそうという動きも出ているようです。

 自治体など、ハンコだらけ。
 ハンコをなくすことは、
 責任を明確にすることと同義。

 いかに、誰も、責任を取らないか。

 いや、自治体に限らず、
 あらゆる組織での行動原理を引っくり返すことになるのでしょう。

 デラックスではなくても、
 デトックスくらいなのかもしれない。

 効率を悪い部分を引き受けるのが行政でもあるので、
 効率化とか生産性とかいう言葉は使わないほうがいいように思います。


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