2020.03.29

式は短縮されたとしても

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 先日、小学校の卒業式に参加しました。

 このご時世ですから、
 完全な形での実施は難しく、
 30分程度に簡略化された卒業式です。

 校歌斉唱もなく、テープを聞くだけ。
 卒業証書は、クラス代表の1人が受け取るのみ。
 校長の式辞も印刷配布され、簡単な挨拶を述べるのみ。

 特に感極まる場面もなかったのですが、
 してみると、卒業式の涙は、
 多分に演出の効果だったということを発見した次第です。

 6年という時間よりも、演出なのか。

 いや、時間は、
 日常のふとした時間に、じわっと効いてくるもの。

 あ、背が伸びたなあ。
 お、今の表情はちょっと大人っぽい。
 いつの間に、そんな言葉を覚えたんだ。
 ・・・

 小学校の卒業式のことなど、まったく記憶にありません。
 中学校も高校も、ほぼ、まったく覚えていない。

 でも、子どもの前では禁句かとも思います。


 新地で、40年以上営業してきた方が、自分のお店を閉店するとのこと。
 最初にご案内をいただいたとき、
 これまでありがとうございました、とメッセージを送りました。

 ある方は、
 新しい人生に祝福を、といったメッセージを送られたのだとか。

 なるほど。
 年齢に関係なく、
 卒業は次のステージのスタートでもあるわけです。

 式はどんな形であろうが、
 次に歩む道があることの素晴らしさを小学生が認識するのは、
 何十年後でしょうか。


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