2020.03.22

週刊文春の記事を読んで

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

『週刊文春』3月26日号を買いました。
 文春を買うのは、いつ以来か、思い出せません。

 早めに買ったのが良かったようで、
 本号は完売なのだとか。

 読みたかったのは、そして、読んだのは、
「森友自殺財務省職員 遺書全文公開「すべて佐川局長の指示です」」
 という記事。

 読みたい、というのは不正確です。
 読まなければならない、と思った。

 日本で生まれて、
 日本で育って、
 日本語以外、話したこともない。

 好きか嫌いかも意識したことがないほど、
 日本が当たり前の中で生きてきました。

 50年も経って、
 そんな日本を嫌いになりそうなことが次々に起きるとは、
 まったく予想外の事態です。


 なぜ、今、オリンピックが必要なのか。
 アスリート、関係者、観客、その命以上に重要なものがあるのか。

 誰も答えない。
 誰も決めない。
 責任者不在のイベントが、成功するはずありません。


 なぜ、財務省職員は、命を絶たなければならなかったのか。
 総理や大臣や国会議員を辞める前に、
 人間を辞めてしまったのではないかと思える冷たい反応ができるのは、
 なぜなのか。


 良心。
 倫理。
 自省。
 謙虚。

 そんな価値観が、ガラガラと崩れていくのを、傍観しかできない自分の無力さ。

 日本を嫌いになりたくない。
 足元の小さなつながりを大事にして、
 不正義や不条理には小さな声を上げる。

 多少なりとも頑張っているつもりですが、
 その気力が無気力に変わってしまいそうなのが、怖い。

 いや、でも、
 まだまだ頑張らないといけませんね。

 日々、笑い、
 日々、機嫌よく、
 日々、不条理には憤る。

 周りの人たちが、大好きですから。


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