2020.03.01
突然の春休み
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
木曜日の晩に、
急に降って湧いたように、
全国一斉の小中高校休校要請が出されました。
おいおいおい。
ここで改めて述べるまでもなく、
場当たり的な政策に現場は大混乱。
共働き世帯はどうする?(我が家もです)
子どもたちが家でじっとしているとでも?
給食キャンセルで生じる損害は?
ひとり親はどうすればいい?
休業補償は、どこで、どうすればもらえる?
昨晩、要請した当の本人は記者会見をしたそうですが、
30分強で、記者の質問にも満足に答えず、会見場を後に。
次の予定があるのかと思いきや、家に帰っただけだったようです。
要請ですから、従わなくてもいい。
そうなのでしょうが、建前でしょう。
ただ、強く反対する首長もいて、
それはそれで心強いかぎりです。
滋賀県の湖南市。
内部統制の取組みも進んでいて、
手本にしたいとも思っているのですが、
谷畑英吾市長は28日未明、フェイスブックに投稿しました。
「学校の臨時休業の権限者は設置者である。(中略)総理は責任を負わぬ。大切な事なのでもう一度言う。総理は責任を負わぬ」
なぜ、学校だけ?という誰もが思う疑問についても、
こう書いておられます。
「本来は、経済活動を止め、流通活動を止め、人の移動を止めて子どもたちの受け皿を作ったうえで学校を閉鎖すべきだったのだ」
(以上、28日、朝日新聞デジタルより)
言葉のない心は、時として立派な表現です。
でも、心のない言葉は、恫喝か虚言になるしかない。
それをトップが平然と続けていること。
その不幸に、私たちはそろそろ気がついてもいいのではないでしょうか。
人は、日々、生活をしています。
そして、生活に寄り添うのが政治でしょう。
当たり前の状況を想像してください、
ということは、決して高望みではないと思うのですが。