2020.02.02

再生の裏側で

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 先ほど、テレビで、
 宮崎県のとある商店街の再生が取り上げられていました。

 かつては100ほどあったお店が、
 巨大スーパーの登場など環境が変わる中、
 30店にまで減ってしまった。

 その再生請負人を募集し、
 新しい店がいくつも開き、
 商店街に活気が戻ってきた。

 という話です。

 30分(?)ほどの番組なので無理もないでしょうが、
 いい面ばかりが取り上げられていたことが気になりました。

 簡単に再生できたはずはありません。
 その過程での苦労はいかばかりだったのか。
 あるいは、町が新しくなることについていけない人だっているでしょう。
 そういう人たちは切り捨てたのか、あるいは巻き込む努力を続けているのか。


 西成に星野リゾートがホテルを建築中です。

 このニュースが初めて報じられたのが、2017年。
 最初に聞いたときに、まず感じたのは、
 このエリアにいた人たちは、どこへ行くんだろう、
 ということでした。

 あべのハルカスなど、近隣地区は盛り上がっていて、
 西成区は取り残されている。

 その状況を考えると、
 星野リゾートの進出は歓迎すべきことなのだと思います。

 一方で、あいりん労働福祉センターは閉館し、
 取り壊されることが決まっているのだとか。


 再生はいいのです。
 でも、その背後で何が起きているのか。

 自分に何ができるわけでもないのですが、
 そこから目を背けてはいけないのではないかと、私は思っています。


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