2019.10.20

何もない場所

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 ほぼ月に1度。
 奈良の新大宮に行く機会があります。

 近鉄電車で、
 西大寺駅から新大宮駅に向かう途中にあるのが平城宮跡。

 とにかく広大な敷地で、何もない。
 今の時代にこんな空間が残っていることは奇跡ではないか。
 見るたびに、そんなことを感じています。

 その平城宮跡についての記事が、
 17日の日本経済新聞に掲載されていました。

「平城宮跡 未来の実験場」と題した記事で、
 各社が様々な実験をしていると。

「ICT(情報通信技術)に関し、6分野で計11の実証実験を実施する。1カ所でこれだけ多くの実験を同時に行うのは珍しいという。平城宮跡歴史公園は国と県管理合わせて132ヘクタール(東京ドーム28個分)の広大な敷地で、電線などがほとんどないため、こうした社会実験に適している」(17日、日経)。

 なるほど。

 車窓から見えるのは、
 散歩する人、サイクリングする人、ハイキング風のグループなどなど。

 見えないところで、
 こうした先端的な実験が行なわれていたことは知りませんでした。

 それにしても。

「平城宮跡は特別史跡で、広大な敷地は長年開発されることなくほとんどが草地のままだ」(同)。

 時折、車窓を楽しむくらいの身で、
 その草地を残してほしい、などと言うのは身勝手でしょう。

 施設やホテルの開発が進むようです。

「こうした構想が実現すれば「何もない」といわれた平城宮跡が再びにぎわいの場となる可能性がある」(同)。

 今日は日曜日。
 何も予定のない休みの日。
 何もない時間を、のんびり楽しみたいと思います。


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