2019.10.13
ねじれていいこと
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
以前も少し触れた「あいちトリエンナーレ2019」問題。
脅迫もあって一時中止となっていた「表現の不自由展・その後」が、
8日、再開されました。
この間、「あいトレ」全体に対する補助金不交付決定など、
不可解な動きもあり。
さらに不可解なのは、名古屋市の河村たかし市長が、
再開に反対の「座りこみ」という名のもとに異常な行動を起こしたこと。
主催者である愛知県の大村秀章知事は、
ツイッターでこう語っています。
「まさか、こんなことをするなんて。衝撃です。制止を振り切って、県立美術館の敷地を占拠して、誹謗中傷のプラカードを並べて、美術館の敷地の中で叫ぶ。芸術祭のお客様の迷惑も顧みず。常軌を逸してます。厳重に抗議します。」
「河村さんの今日の行動は、右翼団体と称する方々と共同で、事実と異なるプラカードを並べて、ヘイトまがいのスピーチをしたものです。それも、県立美術館の敷地を占拠して。とても、公職者の方がやられることとは思えません。極めて危険な行為です。厳重に抗議します。」
知事と市長。
ねじれていて良かったなあ、とつくづく思います。
物事が、間違った方向に極端に動かない。
そのためにも、価値観だったり多数派だったりがねじれているほうが健全でしょう。
行政的意思決定は、
社会的弱者のためでもあり、
オーナー会社の意思決定とは違うのですから。