2019.09.22

明日起きるかもしれない災害

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 先週、台風15号の話題を書きましたが、
 その続きです。

 昨日(2019/9/21)の日本経済新聞に、
「水道事業もろさ映す 台風15号の大規模停電で断水」
 という記事が掲載されました。

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 台風15号の大規模停電に伴う断水は、日本の水道事業が直面している危機を改めて浮き彫りにした。全国の水道施設の6割は自家発電装置を備えておらず、停電に無防備な状態だ。人口減などによって各地の事業体の経営は厳しさを増し、災害対策どころか老朽設備の更新さえ滞っている。

(2019/9/21、日経)
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 なるほど。
 老朽化は気にしていましたが、
 停電のことは意識の中にありませんでした。

「老朽化した水道管の改修を優先し、自家発電には予算を振り分けられなかった」(同、千葉県のかずさ水道広域連合企業団の担当者)。

「老朽管の更新すらままならない状況で、自家発電装置などの災害対策は後回しになっている」(同、厚労省水道課)。

 ここで水道事業民営化の話が出てくるのが、日経らしいところ。
 どっちにしても、平たく言えば「お金がない」のが問題でしょう。

 水と安全はタダ。
 確か、日本はそう言われていたはずですが、
 ここでも「貧すれば鈍する」は進行しているようです。

 地震。
 台風。
 停電。

 次の瞬間、
 我が身に起きてもおかしくない災害です。


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