2019.04.14
徐々になくす
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
「どんどん何かを付け足すのではなくて、削(そ)いでいく作業をしなくてはいけない。核へと近づけるように。役作りをするのではなく、どんどん削いでいく」。
昨日(2019/4/13)の日本経済新聞で、
映画監督の是枝裕和さんと、
その最新作『ラ・ヴェリテ』(仮題)の主演女優、
カトリーヌ・ドヌーヴさんの対談記事が掲載されていました。
その中で、ドヌーヴさんが語った言葉です。
このブログは、週に1度更新。
その他、毎日更新するブログが1つと、
毎日配信するメールマガジンが1つ。
このアウトプットを続けるために、
いろいろと削いできたことがあるように思います。
最近、またいろいろと付け足したいと欲張っていて、
睡眠にしわ寄せがいっている気がしてなりませんが。
最近読んだ記事でもう1つ、印象に残っているのは、
校則がなくなった公立中学校の話です。
「学校といえば「校則」が付き物だと誰もが考えがちだとおもうが、校則のない学校がある。それも、公立だ。東京の世田谷区立「桜丘中学」が、その学校である。
かつては桜丘中学にも校則は存在したのだが、途中からなくなった。それも急に「校則廃止」になったわけではなくて、少しずつなくなっていったのだそうだ」。
(全文は、こちら。
https://news.yahoo.co.jp/byline/maeyatsuyoshi/20190409-00121532/)
校長となって10年の西郷孝彦さんは言います。
「例えば、靴下は白でないとダメだっていう校則があった。セーターも紺でないとダメとかね。別にだらしなく着ているわけでもないのに、『校則だからダメ』って先生が頭から押さえ込むわけです」。
そうやって1つずつ考えていった結果、
校則がなくなってしまったと。
次の言葉など、西郷さんの姿勢がよく表れているのだと思います。
「ちょっと前にも転任してきた先生が、雨が降ってきても校庭で遊んでいる生徒に『雨が降っているから教室にはいれ』みたいなことを校内放送したのね。僕は怒ったよ。雨が降ってても、それでも自分で遊ぶと決めて遊んでいるんだから、それでいいじゃない、って。風邪をひくのが心配なら自分が外に出ていって、そう云えばいいじゃない。放送で頭ごなしに叱るようなことはやっちゃいけないですよ」。
これやっていいの?
どうしたらいいの?
そんな問い方を子どもがします。
私の答えは、いつも同じ。
好きなように。
自分で考えて。
答えを教えるのではなく、
本当に必要なときを見極めて、そのときはそばにいてフォローする。
それが親の役割なのではないかと、私は思います。