2018.12.30

隣の城陽市で

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 私が住んでいるのは京都府宇治市で、隣が城陽市。

 その城陽市で、
 学校別成績開示を巡って揺れている、という記事を目にしました。

 小学校4年生と中学校1年生を対象にした学力テスト。
 その結果を開示せよ、という動きと、
 それを拒む教育委員会、という構図のようです。

【1】2015・16のテスト

「同市のNPO法人「行政監視機構」が2月、15~16年度のテストについて開示請求したが、市教委は「学校間の過度な競争意識を生む恐れがある」として学校別成績を開示しなかった。同機構は、情報公開法や情報公開条例を活用する市民らを支援する立場から、テストの学校別成績の不開示は違法であるとして、4月に不開示処分の取り消しを求めて京都地裁に提訴した」。


【2】2017のテスト

「17年度のテストの不開示に対する同機構の不服申し立てを受け、市の情報公開・個人情報保護審査会は8月、「(市教委が)適切な説明を行うことで過度な競争意識が生じることは回避できる」と指摘した。その上で、学校別成績を市教委が不開示としたのは妥当でないとして、開示を求める答申を市教委に出した」。

(いずれも、27日、教育新聞より)


 詳しい事情は分かりません。
 ですが、教育にとって「競争」はもっとも避けなければならない視点でしょう。

 我が家でも、子どもたちと接するとき、
「いかに他人と比べないか」にどれだけ神経を使っていることか。

 学校別成績を不開示とする教育委員会の次の主張は、
 至極まっとうなものだと、私は思います。

「学力テストの学校ごとの情報は児童・生徒の個人情報が特定される恐れがある。学校別成績が公表されると数字が独り歩きして学校が格付けされ、過度な競争や混乱を招く可能性がある」(同)。



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