2018.11.04

駅ピアノ

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 朝、何気なくNHKのBS1を見ることがあります。

 今もそうなのですが、
 たまに放送されているのが『駅ピアノ』という番組。

 今日の舞台は、チェコのプラハ駅。
 そこに1台のピアノが置いてあり、誰でも自由に弾いていい。

 12歳の子ども。
 犬の散歩途中という男性。
 息子がピアノを弾き母親が歌う。

 本当にいろんな人がやってきては、
 ピアノを夢中になって弾いて帰っていきます。

 心の中を空っぽにできる。
 そんなことを語る人もしばしば。

 駅にピアノを設置したというNPO法人の代表は言います。

 最近、電車の中でもみんな携帯電話に夢中で心にゆとりがない。
 ピアノが1台あるだけで、そんな日常をしばらく忘れることができる。
 誰もが大切な思い出の宝箱を持っている。
 それを音楽で披露し合うって、素敵だと思わないかい?
 
 
 先日、『ハナレイ・ベイ』という映画を観ました。
 原作は、村上春樹さん。
『東京奇譚集』に収録されている短編です。

 主人公サチを演じたのが吉田羊さん。
 サチはピアノバーを経営していて、
 原作でも映画でもピアノを弾くシーンが出てきます。

 物語もさることながら、
 ピアノを弾くサチ(吉田さん)の背中に、ただならぬ重みを感じました。

 人が、何を背負って生きているか。
 人が、何を大切にして日常に耐えているか。
 そんな言葉にならない思いをのせるのが音楽ではないか。
 
 
 私はピアノを弾けませんが、
 ピアノの音色には、なぜか心惹かれます。



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