2018.10.28

まずは1人が動くこと

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 10月14日の毎日新聞。

 滋賀県野洲市の市民生活相談課長、
 生水(しょうず)裕美さんの仕事ぶりが紹介されていました。

 独学で宅地建物取引士と消費生活アドバイザーの資格を取得。
 その後、子育てが一段落して旧野洲町の消費生活相談員に採用。
 契約トラブルや悪質商法の市民相談を受け、解決するのが仕事に。

「現実は甘くなかった。業者の呼び出しなどの権限はない。次々と登場する新たな手口は、教科書通りに解決できない。そもそも一人職場で同僚もいない。自身の力不足もあった。資格はあっても実地に使いこなした経験がない。相談者の力になれず、悔しい気持ちだった」。

 ある相談を受けたとき、上下水道課も巻き込んで問題を解決した。

「「一つの問題でも、一つの部署では解決できない」。そう痛感した生水さんは相談を受けるたびに各課を回り、役所内の「仲間」を増やしていった」。

 今や、こうして新聞にも取り上げられます。
 国などの会議にも招かれるようになり、
 野洲市は生活困窮者対策の見本となった。

 生水さんは言います。

「石を投げると小さな波が広がるでしょう。同じように、誰かが一歩を踏み出せば、共感が人から人へ伝わって、どんどん大きな輪になる」。

 どんな大きな事業でも、
 最初は1人の動きから。

 大きくするのではなく、
 自然に大きな輪になる。

 事の順番を間違えないようにしないと。


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