2018.09.02
首長の覚悟
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
沖縄県の翁長雄志知事が亡くなりました。
奥様の樹子さんが、翁長知事について語った沖縄タイムスの記事があります。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180901-00307620-okinawat-oki&p=1
普天間基地を移転し、辺野古に基地を建設する。その問題に向き合ってきた翁長知事。奥様は、こうおっしゃっています。
「県民が諦めなければ辺野古の基地は造られないと思う。それは翁長も私も信じていた。県民が辺野古の基地はもうしょうがないということになれば、未来永劫(えいごう)沖縄に基地を置かれたままになる。それでいいのでしょうか。翁長は命をかけて、そこを問い続けた。もう一度踏ん張りたい。私にはそれしかできない」。
自治体のトップを首長と言いますが、首長が誰に対して責任を負うかといえば、県民であり、市民であり、町民であり。その地域の住民に対して、最終責任を負っているのが首長、と言っていいのでしょう。
首長の責任。
住民の責任。
それぞれの責任を全うすることで、地域の行政活動が維持される。
自治体の監査をしていても、なるほど、首長の責任や覚悟を感じる場面が多々あります。
それに比べて、国(だけじゃないですが)の態度を見ていると・・・
説明から逃れ。
責任から逃れ。
討論から逃れ。
言い訳に居着く。
子どもの反面教師にしかならない人たちが、学校の教師をより締め付ける。そんなパロディ、とてもじゃないけど笑えません。