2018.07.22
学校とエアコン
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
京都市で、7日連続38度超え。
そんなニュースもありましたが、連日、とんでもない暑さが続いています。
1日が始まり、家族がそれぞれ出かけ、夕方また帰ってくる。とにかく無事帰ってきただけで「よかった」と思える。そんな酷暑です。
こんな夏ですから、エアコンもフル稼働。そういえば小中学校でのエアコン設置率が話題になっています。
たとえば千葉県。
「県内各地で連日猛暑日や真夏日を記録する中、千葉県の公立小中学校の普通教室のエアコン設置率は全国平均(49・6%)より低く、関東1都6県の中で最も低くなっている」(21日、毎日新聞)。
中でも、千葉市は設置率0なのだとか。6月25日、千葉市議会は、小中学校と特別支援学校の教室にエアコン設置を求める請願を不採択。
「千葉市教委の試算では、対象となる計175校の教室に必要なクーラーは2800台分で約76億円。本会議に先立って請願を審査した12日の教育未来委員会では、自民党議員が「環境への適応能力をつけるにはある程度、耐える能力を鍛えることも必要だ」と発言。共産党を除く全会派が「老朽化したトイレの改修を優先すべきだ」などを理由に反対に回っていた」(6月25日、朝日新聞デジタル)。
「耐える能力」発言には耳を疑います。きっと千葉市議会も、エアコンが効いていないのでしょうね。財源の問題は大きいのでしょうが、一方で不急不要の開発が行なわれている、という話もありました。
トイレ改修も必要でしょうが、今年の暑さはこれまでとは異質で、命に関わる問題です。あれこれ言っている間に、子どもの未来が奪われることだけはないよう、祈るしかありません。
あと、これだけエアコンが利用されていても、節電や電力不足は話題になりません。原発が必要とおっしゃっている皆さんには、ぜひ、その理由をあらためて説明してもらいたいところです。