2018.06.17
阿波おどりの赤字
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
6月4日の日本経済新聞に「徳島阿波おどり、市主導で存続」という記事が掲載されていました。
「徳島市の阿波おどりは県内外から120万人以上を集め、全国各地の踊り子が「聖地」と呼ぶ特別な祭りだが、今夏は開催が一時危ぶまれた。原因は主催を続けてきた市観光協会と、運営を問題視した市との激しい対立だ」。
市は、長年補助金を出してきたようですが、市観光協会は4億円を超す累積赤字。2016年の市長選で当選した遠藤彰良市長が調査に乗り出したそうです。
その後、市による協会の破産申し立て、徳島地裁の破産手続き開始決定、協会の高松高裁への即時抗告、へと展開。
開催時期が迫る中、市側も協会側も譲歩し、8月12~15日に無事開催されることになったようです。
「「120万人を超す集客力がありながらなぜ赤字か」という市民らの疑問は解消されていない」。
その疑問もなるほどと思いますが、金額に換算できる部分だけを見て赤字・黒字と論じることにいかほどの意義があるのか、という気がしないでもありません。
数年前、家族で阿波おどりを見に行きました。祭りもさることながら、そのときに入ったお化け屋敷は印象深く、今でも家族の語り草になっています。あと、買ったお土産を次男がなくしてしまったことも。
だからどうということはないのですが、我が家の阿波おどり勘定は、間違いなく黒字です。