2017.11.26
議会に赤ちゃん
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
熊本市議会の女性議員が生後7か月の赤ちゃんを連れて議場に入った、ということが話題になりました(たとえばこちら)。
「議員や職員以外は傍聴人とみな」され、「傍聴人は会議中に議場に入」れないため、定例会の開始が40分遅れるなど、混乱があったようです。
たまたま数か月前でしょうか。欧州のどこかの議会でも同じような話題がありました。その際、過去、議場で授乳した事例もあるといったことも取り上げられていたように思います。
で、日本での反応はどうかと思ったのですが、やはり賛否両論。
その中で、なるほどと思ったのは、「赤ちゃんを市議会に連れ込むことは、悪いことなのか?」という駒崎弘樹さんの論考です(こちら)。
この議員の方がお子さんを連れていった背景は何なのか。
私たちは、これまで、何を「見ないふり」していたのか。
そういったことを考えさせられる文章でした。
時代は変わり、価値観も大きく転換している昨今。「何でもあり」という意味ではなく、「何から目を背けていたか」を直視したうえでものを考える必要があるのだと思います。
知らず知らずのうちに、マジョリティの側に立った思考に陥らないためにも。