2017.06.11
後ろではなく前に
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
先ほど、たまたまテレビを付けたら、NHK-BSで『Journeys in Japan』という番組が放送されていました。
俳優のチャールズ・グラバーさんが北海道の夕張市を訪ねていたのですが、番組ホームページでは次のように謳われています。
「北海道夕張市はかつて産炭地として栄えたが、閉山後人口が激減している。かつての歴史を物語る産業遺産を巡りながら、映画の町として盛り上げていこうとする人々に出会う」。
夕張には、かつて17の映画館があったそうで、今も毎年、国際映画祭が開かれています。番組の中に祖父が映画館を経営していたという女性が登場されたのですが、「ここに映画館があった」「映画は人によって見え方が違う」「映画をもっとたくさんの人に楽しんでほしい」と語る表情が、本当に輝いていました。
かつて炭鉱で働いていた人。
22あった小学校が1校に減ってしまったので、子どもの居場所を作る人。
夕張市職員。
いろんな立場の人が出てきて、皆さん、それぞれの立場と思いを持って、夕張の未来に目を向けていらっしゃいました。
昨日、たまたま過去をえぐる後ろ向きの話をたくさん聞いて辛く感じていたところ。番組の中で紹介された未来に向けた前向きな話に、何だか心救われたような気がします。
足元にあるものを大事に、1歩ずつ、歩みを進めていければいいなあと思います。