2017.04.23
「監」と名のつく仕事
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
もう監査はしない。
そう思って監査法人を退職したのは平成13年のこと。以来、実際に監査をしたことはなかったのですが、昨年、ご縁あって「監事」という役職を2か所で仰せつかりました。また、今回、とある自治体で「監査委員」を拝命することとなりました。
監査計画。
実施基準。
報告基準。
・・・
15年以上前に、もっと正確に言えば一部の用語については会計士意見を受験した20年以上も前に見ていた言葉が、今、現実としてフラッシュバックしてきています。
当時とは、企業で言えば監査役の責任も大きく見直されているでしょう。監査法人もますます厳しい状況に置かれています。
そんな中、監事や監査委員を引き受けることに、身が引き締まる思いを抱いています。監査委員には「辞令交付式」というのがあったのですが、実際に紙として辞令を受け取るなど、初めてのこと。最初は手探りですが、組織を運営・経営する側と、監査する側で、向くべき方向は基本的に同じはず。その軸だけぶらさないようにしながら、言うべきことをしっかり言っていく姿勢に徹したいと思っています。
♪もう監査なんてしないなんて 言わないよ絶対
今は、槇原敬之さんの歌を思い出しながら、与えられた役割を意識し続けたいと思います。