2017.01.15

今、一瞬に向き合う

こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。

 毎年、子どもたちと一緒に書き初めをするのですが、今年は、「今、一瞬」と書きました。

 今、目の前にあることを雑にしない。
 今、この一瞬に真摯な姿勢で向き合う。

 情報過多の時代。
 いつでも、誰とでもつながっている時代。

 そういう目移りしそうな時代だからこそ、物理的に存在するこの瞬間を大事にする必要があるのではないか。

 そんなことを考えています。
 
 
 先日、とある会合に出席する機会を得た時のこと。そこに大阪府下のいくつかの自治体の首長さんが駆けつけ、順に挨拶をする、という場面がありました。

 皆さん、選挙をくぐり抜けてきた人たちですから、それなりに話は面白く、聞いている方の受けも良かったように思います。たまたま私は、壇上に上がる首長さんが、壇に上がる前に立ち、壇を降りた後に立つ場所のすぐ後ろにいました。なので、興味を惹かれたのは、話の内容そのものよりも、話に臨む首長さんの姿勢や、話が終わった後の態度でした。

 自分の話の直後、次の首長さんが話している最中に会場を後にする人。
 自分の話の後、2人くらいの話を聞いた後に会場を後にする人。
 人が話している最中にスマホを取り出して覗き込んでいる人。

 その善悪の評価は不能です。スケジュールの合間を縫って駆けつけているのでしょうし、緊急の連絡がないか、常に意識しておく必要もあるでしょう。

 ただ、自分にはこうはできないな、と思う行動であったことも事実です。他者に失礼だ、という倫理観というよりも、「今、一瞬」に向き合いきれない仕事を続けるという環境が、とても身が持たないと思えるのです。
 
 
 まあ、でも、一番感じたことは、皆さん、普通のオジサンたちだった、ということ。一普通のオジサンの、単なる感想ですけれど。




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