2016.12.18
カジノと報道
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
カジノ法が国会で成立しました。
その詳細をここで述べたいわけではないのですが、カジノ誘致に必死の自治体がある様子で、考えさせられるものがあります。
大阪府・大阪市が誘致する意向を持っていることは不思議ではありません。地元振興が「カジノ」と「万博」というセンスのなさはぴか一だと思いますが、これまでの活動から何をしても驚かなくなってきています。そう言えば、道頓堀プール構想は、どこへいったのやら。。。
それはさておき、ある日の日経新聞には、北海道や長崎でも誘致を検討しているといった記事が出ていました。どうして、カジノが地元振興になるのか。ラスベガスの周辺で何が起こっているのか。どこまで真剣に考えての議論なのか見えてこないところに、大いなる不安を感じます。
コラムニストの小田嶋隆さんは書きました(こちら)。
「私がカジノ解禁法案に反対する主たる理由は、この法案が、「統合型リゾート(IR)整備推進法案」というその名称が示唆している通り、賭博のもたらす弊害から目をそらして、賭博が生み出すであろう利益と権益だけを手に入れようとする人々が立案した絵空事であるように見えるからだ」。
昨日、ツイッター上で面白いまとめをしてくれている人がいました。そのまま引用しておきましょう。
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語彙がまたひとつ増えましたね。どんどん集めましょう。
戦争→事変
戦闘行為→衝突
武器輸出→防衛装備移転
公約違反→新しい判断
産めよ増やせよ→結婚・妊娠・出産・育児の切れ目ない支援
年金カット→持続可能性
賭博→リゾート
差別→区別
事故→事象
墜落大破→不時着 ←イマココ
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子どもにニュースを見せている、という人がいます。それは素晴らしいと、私も思います。と同時に、子どもたちには、報じられていないことに目を向ける勇気を持ってほしいと、切に願っています。