2015.01.04
新年を迎えて
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
3が日が終わり、お正月気分も抜けてきましたが、あらためまして、あけましておめでとうございます。
皆様、どのような新年をお迎えでしょうか。
我が家では、長男(小6)の塾通いが続いていることもあり、また、宇治でも大雪による積雪があった(1日午後、2日夜から3日朝)こともあり、久しぶりにのんびりした3が日を過ごしました。
家の周りで雪合戦。
先祖のお墓参り。
そして初詣。
それくらいのものでしょうか。
昨日、宇治橋袂にあるお茶屋さんに立ち寄り、当主の方と話をしていたのですが、商売人泣かせの雪ではあったようです。
たまたま元旦、2か月ほど読み進めてきた『スティーブ・ジョブズ2』(講談社、ウォルター・アイザックソンさん著)を読み終えました。別のところでも書いたのですが、その最後に紹介されたジョブズさんの言葉を、長いですがご紹介したいと思います。
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P.429-430
なにが僕を駆り立てたのか。クリエイティブな人というのは、先人が遺してくれたものが使えることに感謝を表したいと思っているはずだ。僕が使っている言葉も数学も、僕は発明していない。自分の食べ物はごくわずかしか作っていないし、自分の服なんて作ったことさえない。
僕がいろいろできるのは、同じ人類のメンバーがいろいろしてくれているからであり、すべて、先人の肩に乗せてもらっているからなんだ。そして、僕らの大半は、人類全体になにかをお返ししたい、人類全体の流れになにかを加えたいと思っているんだ。それはつまり、自分にやれる方法でなにかを表現するってことなんだ――だって、ボブ・ディランの歌やトム・ストッパードの戯曲なんて僕らには書けないからね。僕らは自分が持つ才能を使って心の奥底にある感情を表現しようとするんだ。僕らの先人が遺してくれたあらゆる成果に対する感謝を表現しようとするんだ。そして、その流れになにかを追加しようとするんだ。
そう思って、僕は歩いてきた。
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仏壇で手を合わせるときも、神棚に手を合わせるときも、神社で手を合わせるときも、まず思うのは先祖への感謝です。
自分のできることなど限られていますが、先人のレールに乗り、その上で、ほんの少しのリボンをかける(@内田樹先生)ことが大切なのだと、あらためて思います。
公会計においても動きのありそうな2015年。
本年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。