2016.01.24
近所のお店
こんにちは、大阪発公会計ブログ担当の船戸明(公認会計士)です。
地元の小学校では、近隣のお店を訪ねる「町探検」というイベントがあります。
協力してくださるお店は、カレー屋さん、中古本屋さん、花屋さん、福祉センター、服屋さん、などなど。中には全国規模のチェーン店もあるようですが、子どもたちの純粋な興味に答えてくれているようで、嬉しいかぎりです。
ただ、ここのところ近隣にできるお店を見ていると、コンビニ、チェーンの居酒屋さん、美容院、鍼灸院、といったところ。おかしいのは、今工事中のカフェ。デザイナーズカフェと自ら名乗っているのですが、板張りの工事期間中、このドアを開けるとどんな世界が待っているのだろうと思うような唯一の入り口に、手書きで「面接会場」と書いた段ボール(?)が張り付けてありました。
あれじゃあ、デザイナーズカフェも何もないよね、と家族が言ったのですが、確かに。働く人の気持ちを盛り上げることには、さほど関心がないのかもしれません。
先日、夜の帰り道、近所にある居酒屋さんの前を2人組の男性が通りました。その会話からは、「ここ、大したことないんだよね」という声が聞こえてきました。
私はそのお店に行ったことがありません。なので、味も雰囲気も、よく知りません。ただ、そのお店の店主が夜遅くまで働き、黙々と開店の準備をしている姿はよく知っています。味はともかく、もう10年以上(たぶん)もお店を続けておられることも知っています。
近所で外食するときは、美味しくなくてもいいから個人でやっているお店に行く。
私の知人でそう言った人がいます。知っている人のお店を応援したい。その輪を広げることが、小学校のイベントである「町探検」の目的なのかもしれません。