2017.09.26
地元愛
おはようございます。
私の地元堺市では、最近、世界一の規模である仁徳天皇陵をはじめとする古墳群を世界遺産登録へと、怖可愛い(!?)と有名になりつつあるハニワ課長がPRしており、段々と世間への認知は広がっているのかなぁと思いはするものの、私が普段生活する場所ではそれほど盛り上がってはおらず、現実と理想のギャップを感じております。
家電や何か大きな買い物をするときには、大阪市内にある大手量販店よりも、堺市内の地元密着型の店舗で購入し、微々たるものですが少しでも地域経済活性化を、と思います。
以前、ブログに記載した不動産屋さんも地元密着型で、とても感動する対応をしてもらったのですが、その他の店舗も都会のお店よりも暖かい対応をしてくれている気がするのは贔屓目でしょうか。
折しも先日、平成29年9月24日に堺市長選が行われ、私も1票は投じましたが、投票率は前回よりも大幅に下がり44%との事で、全体的に諦めムードをとても感じます。
普段の生活には、市長が誰であろうとほとんど考える事もなく、また選挙の時にしか市長の思い等を知ることがなく、自分から進んで確認したり会に参加したりすると違うのでしょうけど、ほとんどの市民が私と似たような感じではないでしょうか。
選挙の時だけ、駅前には立候補者が笑顔で演説しその支持者が集まり、立候補者は市民へ握手を求める。
それにどんな意味があるのでしょう。聞き応えのある演説はあまり聞いたことがなく、対立候補を悪く言い叫び声も聞きづらく、握手は全く嬉しくないので、私は手を引っ込めます。
選挙が終わっても立ち続け、自分の政策を市民へアピールする人は少なくとも最寄り駅にはいません。
で、結局市長が誰であっても変わらないと、と投票へ行く気がなくなる。
その思いはとてもよく分かります。
ただ、今の「当たり前の日常」が恵まれているのだ、という認識は忘れてはいけないと思います。
当たり前に毎週2回収集車がきてゴミを回収してくれて、当たり前に図書館では本が借りられて、高校や大学へ進学し、道路を車で走り、アスファルトの歩道を歩ける等・・・
自分の住んでいる地元をなんとか今よりも良くしたい、個人にできることなんてたかがしれてますが、そんな少しずつの市民の思いが、より良い市政運営に繋がっていくと信じたいし、そんな市民の思いを市長が市政に反映してくれるような、正に市民ファーストであってほしいと思った堺市長戦でした。
ちなみに、堺市役所展望ロビーは無料開放されていて、大阪湾に沈みゆく夕日に切なさを感じ、夜は湾岸工業地帯の夜景がとても綺麗で、おススメスポットです。
米田 彩