2017.05.02
別れの季節②
おはようございます。
前回からの続きでテニススクールコーチの突然の異動について。
それは3月初旬の土曜日午前中「この度4月1日から別店舗へ異動することになりました」というコーチの突然通告から始まったその日のレッスン。
心から信頼してお世話になっていたコーチだったので、正に晴天の霹靂。レギュラーメンバーの皆さんも驚きを隠せずザワザワする中、「残り2回ですがレッスン頑張りましょう」とコーチは努めて明るく振る舞うも、混乱と動揺の中、ほぼ上の空だったその日のレッスンでした・・・・。
通っていた店舗に在籍するコーチの中でも生徒さんからはNo.1の人気で、人望も信頼も厚かったそのコーチ、コーチについている生徒さんがたくさんいる中、コーチの異動により生徒が別店舗に流れたり辞めたりして店舗運営に影響は出ないのか、仕事柄つい余計な心配をしてしまいますが、会社の人事はそんな事も考慮済なのでしょうか・・・。
その後、残り2回のレッスンは最大定員の生徒数が揃い、もう4月からはコーチのレッスン受けられないんやな・・・・と胸がいっぱいでしたが、淡々といつもの通りレッスンをこなしていくコーチの姿勢、それがプロの仕事なのでしょう。
最後のレッスンでの最後の挨拶では多少寂しさが伝わってきましたが、冷静さはいつもと変わらず、きっとコーチにとっては勤務場所や教える相手が変わるだけで、教える事や業務内容には変わりなく感傷に浸っている時間もないのでしょう。
あるいは、生徒の前でそんな姿は絶対に見せないのでしょう。
去る側と去られる側では、やはり、去られる側の方が辛いと私は思う。
置いていかれる感がどうしても拭えず、その場に立ち止まってしまい、なかなか前に進めなくて。
けれども、いつまでも後ろばかり見ていても仕方ないと自分に言い聞かせ、新しく赴任されたコーチのレッスンにも段々と慣れてきた今日この頃。
テニスを通して新たに交流できた方たちもたくさんいて、テニスが心から楽しいと思えたのはAコーチのおかげだと感謝しております。
突然の別れに動揺の日々でしたが、また新たな出会いを期待しつつ、これからもテニスを楽しんでいきたい、と改めて考える事ができた今年の春でした。
米田 彩