2016.02.09

あの頃の思いを ④

おはようございます。

 

会計事務所で働き始め半年くらい過ぎた頃には、周りの皆さんとも慣れてきて、仕事も何となくわかり始めてきました。

そして、その頃から担当の顧問先を持たせてもらえるようになりました。

未経験の新人に担当を持たせ、もちろん番頭さんの指導の下ですが、その会社の全てをまかせる、というスタンスに、今考えると事務所にとってはリスクも伴うことで、よくさせてくれてたなぁと思います。

最初は難しいことばかりで、番頭さんには怒られっぱなしで、本当に怖い存在でしたが、その時の経験が、後々の仕事全てに活かされていると当時の先生と番頭さんには感謝しております。

私みたいな新人でも、顧問先に行けば事務所の代表として行っているわけで、いわば先生の代わりであるのですが、当初は会社の社長と話をするのがすごく苦手で、何を話していいものやら、苦痛な日々でした。

しかし、色々な会社の経理や総務、営業の担当者とやりとりしながら、月次や決算等も何とかやっていくと、その会社の中身が段々わかってきて、社長とも何とか話できるようになりましたが、それは、転職するまで在籍した4年間で、最後の方であったと思います。

また、在籍した間には、一連の業務のほか税務調査やその他の貴重な経験もさせていただき、あの頃の日々は本当に私の原点だなぁ、と心から思います。

税務調査やその他の業務に税理士試験が重なった時には本当にしんどい日々でしたが、時間に余裕がある時に受けた試験よりも、その一番つらかった時期に受けた試験に合格することができて、なんだかんだ言っても今思えば、しんどい時期にいかに時間を効率よく使って勉強ができた年に合格できているんだなぁとしみじみ感じます。

その事務所は先生の方針で、お昼ごはんは交代で職員が作ってみんなで食べる、というアットホーム過ぎる職場でした。

大学卒業するまで、お菓子作りくらいしかしたことがなかった私にとっては、これも一つの試練で、私以外の職員の方はお昼ご飯作りにも慣れていたので、私は主にアシスタント役でしたが、そんな中で、私にとっては衝撃の「キャベツ千切り」事件が行ったのでした。続く

米田 彩


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