2016.02.18

あの頃の思いを ⑤

おはようございます。

 

日曜日、明け方までひどかった雨風が止み、太陽の光が差してきていた午前中、テニススクールへ自転車を走らせながら、季節外れの気温の高さに段々暑くなってきて、今日はTシャツで丁度いいくらいかも、と思いつつスクールに到着しました。

いつも爽やかなコーチは半袖Tシャツで登場され、いつもより増して爽やか笑顔が眩しすぎます。

それに比べてウェアの下にはいつものようにヒートテックを着ていた自分・・・・(泣)

少し動くだけでかなり暑くなり、レッスンが終わった後は、寒さに震えていたここ数回のレッスンとはまた違った心地よさでした。

 

さて、衝撃の「キャベツ千切り」事件とは、職場でその日に作るお昼ご飯が、トンカツ(やったかな)で、つけあわせにキャベツの千切りをそえる、というメインメニューでした。

当然ながら揚げ物なんて怖くてできるわけもなく、下ごしらえは手伝ったものの、揚げる工程は先輩にまかせ、その間「彩ちゃんは、キャベツ切って」と言われました。

「えっっ!!ピーラーとかないの・・・、まぁ、切るだけやったらなんとかなるやろ」とゆっくりゆっくり包丁で自分なりの千切りをしたつもりでしたが・・・・。

自分でもこれは千切りになってないなぁ、まぁ食べられるし私が切ったってみんな知っているし、と思いつつ、他のメニューと一緒にテーブルに配膳し、みんなを呼んで、いただきま~す、となった瞬間。

おばちゃん番頭さんから「このキャベツ千切り、誰???」「はぁ・・・私ですが・・・。すみません。」「これ千切りちゃうやん、百切りやん、なにこれ、こんなんあかんで・・・云々・・・」

恥ずかしいやら腹立たしいやらで、ぼそっと「私、キャベツ二度と切りません」と言ってしまった言葉に、「そういうことじゃないやろ~~、彩ちゃんなぁ・・・云々・・・」。お昼ご飯の間にみんなの前で散々言われ、「すみません」でとりあえずその場は終わったものの、その後、応接室(通称「説教部屋」)に呼ばれ、女性なんやから料理もちょっとずつでもせなあかん、なんやかんやと派生し、散々お説教を受けたのでした・・・。

今思うと、ご自分の息子さんよりもまだ若い私の心配をして、また、税理士の勉強をしているのは私しかいなかったので、何とか形にしてあげないと、と思って色々と嫌なことも言ってくれていたんだなぁ、と胸が熱くなりますが、当時は、もう色々と言われすぎて、嫌で怖くてビクビクしていた日々でしたね。

その番頭さんがいなくなるなんて考えたこともありませんでしたが、突然顧問先にヘッドハンティングされ、行くことが決まった時には心底驚き、また不安の日々でしたが、その後私も転職し、別の税理士法人を経て現職についてから最後の科目に合格したときには、心から喜んでくださり涙が出るくらい感動しました。

今は、職場を定年退職しゆっくりされているようですが、今でも色々と相談にのっていただく私の第二のお母さんのような存在です。

いつか見事な千切りを披露しようと思いつつ、やはりスライサーやピーラー頼りの自分(笑)

あの頃の思いを綴るうえで、超重要人物の番頭さんことAさん、Aさんのおかげで私は今、こうして仕事をしていられる、と心から思います。

他にも色々ありすぎて、書き出すと多分何十話にもなってしまうので、「あの頃の思いを」はとりあえず今回で一旦終わりますが、また復活するかもしれません。あしからず。

米田 彩


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