2018.10.02
㈱エアーズアウトソーシング設立!&本庶先生おめでとうございます!
みなさん、こんばんは。
10月1日に以前より申し上げていた、新会社を無事設立いたしました。
社名は、㈱エアーズアウトソーシングです。
本当は、㈱エアーズ管理部アウトソーシングにしたかったのですが、
公証人から社名に『管理部』という部門名はダメだということで、
諦めましたが、ちょっと社名が長いかなとも思っていましたので、
結局良いところに収まったように思います。
従来、エアーズ税理士法人では、役職員がより専門的な税務業務に特化できる
環境を確保するため、基本的に記帳代行業務は行っておりませんでした。
しかし、昨今の転職市場の発達、人材の流動化に伴って経理人員が退職し、
その空いた穴を埋めるために経理を含めた管理部門の人材紹介を依頼されることが
多く発生していました。
弊社グループでは人材紹介事業を行っておりませんので、たまたまタイミングが合えば
ボランティアでご紹介できるのですが、タイミングが合わない場合は紹介会社等を
経由して紹介料をお支払いされて人材確保されることが多くございました。
ただ、そのようにして獲得された人材もまた長続きしないことが多く、結局のところ、
弊社グループのような専門家集団で管理部ごとアウトソーシングを受けてもらないか、
というようなご相談をいただくことが多くなってまいりました。
このような社会的要請に対し、『三方よし』の精神を経営理念とする弊社グループでは、
仕訳記帳や決算書作成は当然として、経営管理資料の作成、人事、総務、情報システム等を
含んだ管理部全体のアウトソーシングをお受けできる会社を目指して、新会社を設立させて
いただいた次第です。
地下鉄に乗っても、JRに乗っても階段付近には転職支援会社の広告宣伝ばかり。。。
私には、転職をあおって利益を上げているようにしか見えませんし、実際あれだけ広告
できるということは、それだけ儲かっているということ。
逆を言えば、それだけ企業の負担が増えているということになります。
年収480万円の人を紹介してもらって会社は仲介料は3ヵ月分の120万円を支払い、
前任者との引継ぎの期間は二重の人件費を負担し、その後半年ぐらいは新人は
業務に慣れるまで十分機能せず、半年経ったころに会社になじめないと言って退職の
相談を受け、また募集を始める。
こんなことになっている会社は少なくないと思います。
今は、『会社を辞めたい!』と言えば、転職紹介会社が喜んで営業に来てくれます。
以前よりは、退職ということに対して引け目を感じない時代ですし、職業選択の自由が
ありますので、転職に対して否定はしません。
ただ、企業側からすれば、それなりの防衛手段をとらないといけませんし、
直接的に利益を生まない管理部門については、プロに任せて営業に専念したいという
気持ちになるのは当然だと思います。
外注するということは、残業やパワハラ、セクハラなどの対象外になるというメリットも
あります。余分な管理を減らして、本業に専念する。そういう時代になっていくのは
自然な流れではないかと考えています。
AIを駆使したクラウド会計(freee、MF、弥生)が発達してきたことを利用し、また、
在宅の有資格者(公認会計士や税理士など)との連携を強化し、バックにはエアーズ経営研究所
やエアーズ社会保険労務士法人、エアーズ税理士法人があり、いつでも相談できる環境にある、
そういう新会社で、皆さんのお手伝いを精一杯やりたいと思っております。
全く話は変わりますが、新会社が設立された10月1日に、京都大学の本庶佑先生が
『ノーベル医学生理学賞』を受賞されました。心よりお祝い申し上げます!
先生とは2~3年ほど前に、ある弁護士先生のご紹介で京都で一緒にゴルフを
プレーさせていただき、その後一緒にバーベキューをさせていただきました。
先生自身も大変気さくな方で親しみやすく、奥様も非常に温和な方で、
たいへん仲良しなご夫婦だったことを記憶しています。
その時に先生が、『井上さん、滋賀県だったら「大治郎」という日本酒をご存知ですか』と
おっしゃったのをすごく覚えていて、当時はよく大治郎のことを知らなかったので
『残念ながら存じ上げません』と言うと非常に残念な顔をされたのを覚えており、
個人的には滋賀の住民として非常に悔しい思いをしました。
その後すぐに大治郎を購入し、味わったところ大変おいしく、今では一番好きな日本酒
になっています。教えてくださり、ありがとうございました。
癌の研究をされているとはお聞きしており、私は詳しいことはわかりませんが、
『癌になったら私のところへ来なさい。新しい治療法で絶対に治してあげるから』と
おっしゃっていましたが、その後、オプジーボが発売されてより一層有名になられ、
あれよあれよでノーベル医学生理学賞を受賞されました。
今となれば、このような方と同じ時間を1日共有できたことが、一生の財産です。
本当におめでとうございます!
私も、ジャンルは異なりますが、先生のように皆に感謝される仕事がしたいなと
心から思いますし、偶然にも、新会社の設立と本庶先生のノーベル賞受賞が同日と
なったことは、天から私への
『皆に心から喜んでもらえる仕事をしなさいよ!』
という強いメッセージだと思います。
まさに、売り手より、買い手よし、世間よしの精神で、初心に戻って頑張りたいと
思います。
井上 豪