2022.01.16

令和4年 新年あけましておめでとうございます

皆さん、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

エアーズグループとして、最初に㈱エアーズ経営研究所を設立したのが平成20年4月でしたので、
先月末の12月末で13期目を終了し、14期目に突入致しました。
監査法人に10年おりましたので、既に監査法人時代を大きく超える期間、エアーズをやっている
こととなります。
たくさんの方と出会い、支援していただきながら何とかここまで来れたことに感謝しつつ、
今後もフンドシの紐を締め直して、頑張っていきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

昨年は、4月に8階を増床してエアーズ税理士法人を8階に移転し、同時にエアーズ社労士法人にも
移転して来ていただいたり、5月に江戸堀税理士法人と合併したり、㈱スリーアンカーズを設立したりと、
コロナ禍にあって色々と組織的な動きを行い非常にバタバタしておりました。
また、税務面ではグループ通算制度のコンサルタントとなり、2社の上場グループ様の制度導入に向けての
コンサルティングを行うチャンスをいただき、皆フル回転で頑張ってくれたと思って感謝しています。

さて、毎年正月に色紙に筆で今年のモットーを記載して、年始にエアーズのメンバーに話をしたあと、
職場&自宅に貼りつけておりますが、今年のモットーは何だと思われますでしょうか。

答えは、『プロ魂』です。

プロというのは職業的専門家のことです。
公認会計士は、職業的専門家という単語が監査論という授業の中で頻繁に出てきますので、
馴染みがあるのですが、あまり一般的な言葉ではないと思っています。私も会計士の受験時代は深く
考えていませんでした。
この言葉は、職業的と専門家に分かれます。
『職業的』とは、それを生業(なりわい)にしている、つまりお金をいただいて生活している、
ということです。
専門的知識を持っているが生業にはしていない場合、それは趣味ですね。

『専門家』は、イメージしやすいと思いますが、特定の分野に詳しいことです。
これは、レストランやホテルなどでも言えることだと思っています。
美味しい食事を作る専門家、くつろげる部屋や温泉を作る専門家など。
しかし、食事がうまい、や、部屋がきれい、温泉がいい、だけでは継続的にお客様が来てくれる
とは限りません。そこには通常、サービス(接客)がついてきます。
古い人間かもしれませんが、私はレストランで食事する際や、ホテルで宿泊する際はウエイターや
受付の方の対応にすごく興味があり、よく見てしまいますが、やはり一流の対応だなと思える人に対応
いただけると気持ちがいいですし、自分も吸収したいと思いますし、また来たいと思います。
逆に、いくらホテルや旅館の箱が良くても、料理がおいしくても、接客が悪いと二度と行きたくない
と思います。(普通ですね)

つまり専門家とは、『専門力』×『接客力』だと思っています。
レストランであれば、味×接客
温泉旅館であれば、部屋及び風呂×接客

美味しければいい、部屋がきれいだったらいい、というものではありません。

これを痛感した事件が年末にありました。
書くと長くなりますので割愛しますが、気に入って2年連続で泊まった温泉旅館が、今年は全く
変わってしまった、という事件です。
料理内容も接客もすべてが変わってしまった。料理は地元食材と漬物の料理が売りだったのが
突然創作フレンチに変わってしまい、接客も超機械的になってしまって3日間いたのに顔を覚えて
くれないし温かみがない。。

良かれと思って変化させたのかもしれませんし、私以外のお客さんはそれで何がダメなの?というかも
しれませんが、どの人と話しても楽しく、温かく雰囲気の良いあの旅館はどこへ行ってしまったのか。。。

これは、我々のような会計士税理士の世界にもあり得ることです。

専門力=会計・税務の知識をしっかりつけること(これは当たり前)
接客力=相手に合わせた分かりやすく簡潔明瞭な成果物と説明力

プロ=職業的専門家=専門力×接客力をしっかり意識して、お客様からお金をもらっている人

見やすい成果物、分かりやすく丁寧な説明、伝えることではなく伝わることが大切、この辺りをしっかり
確実に行い、知識だけではなく、継続的にお客様から認めていただけるような老舗になっていかないと
いけない。

そういった、『プロ魂』をもてる人がエアーズから何人育ってくれるか、私ももっともっと頑張らないと
いけません。
私は今48歳、今年6月で49歳になり、50歳代が目前に迫ってきました。独立した34歳の時から、
私は50歳で死ぬ前提でやってきましたので、あと1年半でどこまで行けるか、次の代の事も考えて色々と
手を打って行きたいと思います。

今年も宜しくお願い申し上げます。

井上 豪


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