2016.07.30
AIと会計税務
みなさん、こんばんは。
今日は土曜日でしたが、まるで平日のように普通に会社で過ごしておりました。
さて、先々週末になりますが、京都大学で開催された『人工知能(AI)と会計監査の未来』という
研修会を受講してきました。
アルファー碁などで、一躍注目を浴びるようになったAIですが、今後15年ほどで、労働人口の
50%程度はAIによって、仕事が奪われる可能性があると言われています。
仕事の中でも、AIに代替されやすい業種とそうでない業種があり、会計監査や税務申告書の作成などは、
その90%以上の業務においてAIに代替可能とのことで、愕然としました。
逆にAIに代替が困難な仕事とは、
①想像力を使ったクリエイティブな仕事(デザイナー、経営者など)
②精神を司る仕事(精神科医、カウンセラーなど)
③不定形な事象が多い仕事(小学校の教師や保育士)
なのだそうです。要するに、定型化しにくいことですね。
我々の仕事関係で言いますと、領収書と帳簿を突き合わせるような単純な監査や、
淡々と申告書を作成するような仕事はいずれAIに置き換わっていく可能性が高いと
いうことになります。
単純な仕事は機械がやり、複雑で想像力を使うような仕事を人間がやる。
溢れた労働力はどうなるんだろうか?
この先10年~15年経つと、『税務申告書』を作成する仕事が昔はあったね~、とか、
英語の授業とかやってたね~、とかいう時代になるんでしょうかね。
エアーズは、今後より一層、想像力を生かした仕事をしていかないと15年後には、
会計・税務という仕事は無くなってしまっているかもな。。。
そういう危機感を持って、数字から何を読み解いて、どうアドバイスできるかという視点で
今後の業務を行っていく必要がありますね。
そして、コミュニケーション能力がますます貴重かつ尊重される時代になるでしょう。
井上 豪