2016.08.16
恒例、盆野球!
みなさん、こんばんは。
エアーズは、お盆休みを13日(土)~16日(火)までいただいております。
12日も休みの会社が多く、12日の大阪本町は何だかガランとしておりました。
さて、私の実家のある滋賀県の琵琶湖の西にあります大津市『和邇(わに)』では、
毎年お盆に盆野球というイベントがあり、和邇に現在住んでいる又は和邇小学校を卒業している、
という要件を満たせば、参加資格があります。(参加資格というか強制参加ですが)
今年も8月14日に開催され、私は中学校1年生以降、高校野球部時代や会計士の受験時代を除いて、
30年間ほぼフル参加させていただいております。それだけ高齢化が進んでいるということでも
ありますが。。
私が育った和邇という地域は、年間行事が本当に多い町で、1年の間に、盆野球以外にも、
ソフトボール大会、区民運動会、バレー、グランドゴルフ、卓球など、とにかく1年中何らかの
スポーツイベントをしている、特殊な地域です。従いまして、地域のみんなのつながりは極めて濃く、
情報はほぼ筒抜けとなります。
私は今は和邇に住んでいませんので、上記スポーツ大会のうちでも、参加資格があるのは
盆野球だけで、毎年祭りと盆野球だけは出席しています。
さて、今年の盆野球は久しぶりに決勝戦まで勝ち進み、5-4で敗れたものの、準優勝することが
できました。ただ、殺人的なスケジュールで、決勝戦はみんな意識朦朧です。
朝9時から1回戦スタートで、なんと決勝までトーナメント戦で4試合あります。
私の経験上、野球はダブルヘッダー(2試合)までが限界だと思うのですが、さすがは和邇の
盆野球。今でも平気で4試合やっています。
ただ、今年特にきつかったのは、暑さは当然ですが、昼飯の弁当を食べている時間すらなかったこと。
さすがに準決勝を終え、決勝戦前の午後2時頃に弁当を食べるかとなりましたが、
決勝戦まで時間が少なく、『食べたら吐くぞ』との意見も出て、結局、飯抜きで決勝戦を戦うことに
なりました。
『何で誰も倒れへんのかが不思議や』そんな声がちらほら。
今の時代と逆行する大会ですが、不思議と死人も怪我人もなく午後4時頃に無事終了しました。
でも、何かこういうのが好きなんですよね~。
和邇は非常に野球が盛んな地域で、プロ野球選手や甲子園出場選手もおりまして、
盆野球の対戦相手の投手にプロ野球選手(ドラフト前)がいたり、甲子園投手が投げてたり。
そんなすごい人の球を打てるかと思えば、チームによっては65歳ぐらいのおじいちゃんが
突然投げる時もあります。ほんと、自由な町です。
夜の打ち上げの酒は最高でした。
みんな、明日以降2~5日ぐらいはひどい筋肉痛に悩まされることは間違いないですが、
この一体感がたまらなく、1年たったらまたやりたくなるんでしょうね。
いや~、野球はすばらしい。
仕事も一緒ですが、常識や当たり前を超えたところにチームとしての一体感が
生まれるポイントがある。私が仕事をするうえで重要視している部分でもありますが、
自分が和邇に育ってみて思うのは、町全体が子供たちに自然とそういうチーム教育をしている
のではないか、ということ。
まだまだ非力ながら、いずれ地元に恩返しをせねばと思っていますが、やはりそういうスポーツを
通じたチーム教育コミュニケーション教育というものが、AI(人工知能)が台頭していく今後に
おいては、人間がやるべきこととして、益々重要性を増してくると思います。
ちょっと話が飛躍しましたが、個人的にAIについて調べている時期でもあり、やっぱり人間って
いいな、家族っていいなと、改めて実感したお盆休みでした。
井上 豪